書道

言葉の力を「書」で表現すること

~書く楽しさ、知る楽しさ~

 漢字のはじまりは、中国の殷時代。甲骨文字からはじまります。それから、物事を記録するために、亡くなった人を追悼するために、誰かに思いを伝えるために・・・書は、これまで私たち人間と深く結びついてきています。

 高校の「書道」では、「書写」で学習した正しく美しい文字を書くことを踏まえて、個性を活かす芸術の道を目指します。

 「漢字の書」「仮名の書」「漢字仮名交じりの書」の3つの分野を学びながら、歴史的な事柄にも触れていきます。

 授業中は、タブレット端末も活用しながら、調べたり話し合って取り組んでいます。 

1年次 書道Ⅰ(選択必修)

●「漢字の書」「漢字仮名交じりの書」・・楷書や行書を中心とした学習をします。

●「仮名の書」・・我が国にしかない「仮名」。平安時代後期には美しい仮名古筆がたくさん書かれました。ひらがな以外にも変体仮名、平仮名の字源などを学習します。

2年次 書道Ⅱ(1年次で「書道」を選択した人のみ選択できます)

●「漢字の書」「漢字仮名交じりの書」・・・最も古い書体である篆書を学習します。それを生かして「篆刻」では自分の姓名印を作ります。さらに隷書や草書も学習し、自分の姓名印を押した作品制作をします。

●「仮名の書」・・・1年生で学んだことからさらに発展して、仮名特有の表現方法を学びます。 

3年次 書道総合探究(誰でも選択できます)

美しい文字は一生の宝。3年生では、実用的な書をテーマに、「硬筆」や筆ペンでの書き方など学習します。検定問題に挑戦したり、字を木に刻す「刻字」等、さまざまな作品制作に取り組みます。自分だけの書作品、一緒に作っていきましょう。