学校長挨拶

21世紀に輝く南十字星として

さいたま市立浦和南高等学校長 上原 一孝


 21世紀におけるAI(人工知能)などの科学技術の進展は、私たちの生活を大きく変えています。また、新型コロナウイルスの世界規模での感染拡大は、私たちの常識や価値観を大きく変えてしまう衝撃を与えました。「何が起きるかわからない。」「何が起きてもおかしくない。」21世紀は大きな変化が起きるかもしれない不確実な時代であると言えます。

 

 

 

 日本も、世界も、新型コロナウイルスの感染拡大防止という課題に立ち向かっています。まさに「正」のない課題です。「正解」は一つではないでしょう。皆さんの今までの勉強の多くは、一つの答えのある問題を解くことでした。しかし、このように何が問題か分からない場合もあれば、問題が分かったとしても誰も答えを知らないという状況に遭遇します。21世紀を生き抜く皆さんは、この「解」のない課題に立ち向かう能力を身に付けることが必要です。このような変化の激しい社会を生きていくためには、今まで以上に「問題を認識し、解決策を考え、実行する力」(問題発見課題解決能力)を身に付けることが大切です。 

 

 浦和南高等学校では、この変化の激しい時代においても、探究心旺盛な文武自考の精神に満ち、リーダーとなって社会に貢献できる人間を育成を目指しています。

 

 本校は、さいたま市の最南端に位置することから、校章や校歌に「南十字星」がモチーフになっています。500年前の大航海時代に未開の大海へ旅立ったヨーロッパ人には、南十字星が道標になっていました。21世紀という未来の大海を切り拓くために、浦和南高等学校は、南の空に燦然と輝く南十字星のような存在でありたいと思っています。

 

 本校は、進学重視型単位制高等学校として、平成29(2017)年度からは55分授業導入により週34単位の授業時間を確保し、学力向上と進路希望の実現にも力を入れています。学校行事では、体育祭、文化祭、2年次にはオーストラリアへの「海外研修旅行」(修学旅行)など感動的な体験ができます。部活動では、全国制覇6回を誇るサッカー部をはじめ、卓球部、陸上競技部、書道部、バトン部など運動部・文化部あわせて32の部活動が活発に活動しています。

 

 

 未知の大海への航海には「チャート」すなわち「海図」が必要です。本校には、豊かな経験と高い指導力のある教員集団、多彩な能力をもった個性豊かな生徒がたくさんいます。そして学習活動、学校行事、部活動などの場で生徒一人一人が輝ける舞台があり、「チャート」はしっかりと整っています。

 

 浦和南高等学校は、生徒の皆さん一人一人を21世紀という未来の大海へ航海する若者と考え、航海の道標である南十字星として、その志を大切にして可能性を最大限まで伸ばすことを目指します。