令和6年度1学期始業式校長講話
4月1日に校長として着任しました相坂です。専門科目は、保健体育です。高校の時はハンドボール部に所属していました。私は、浦和生まれの浦和育ちですので、地元の浦和南高校に勤務できることをとても嬉しく思っています。
3月末に人事異動が新聞等で発表された際、地元の多くの方々や、浦和南高校の関係者の方々から、激励の言葉をいただきました。それ位、浦和南高校は地元や卒業生から、注目され、期待され、愛されているんだなと感じました。責務は重大でありますが、しっかり果たしていきたいと考えています。
令和6年度第1学期が始まります。皆さんは、令和6年度を、この浦和南高校で一緒に過ごします。是非とも、良い1年間にしましょう。
第1学期の始まりにあたり、南高生の皆さんに、私から3つのことをお話しします。
一つ目は、継続は力なり。
「何事も継続すれば成果につながる」という意味を持ち、「諦めずに継続できること自体が優れた能力である」とも捉えられる言葉です。
自分を伸ばすためには、小さなことでも継続すれば、必ず身につき力となります。そのためには、良い習慣をつけなければなりません。挨拶をする習慣、時間やルールを守る習慣、勉強する習慣、部活動の日々の練習など、良い習慣をどれだけ身につけ継続することが、自分を伸ばすために大切となります。
高校時代に、自分の一番大事なものは何か、よく考えて見つける努力を惜しまないでください。
二つ目は、文武自考。
生徒の皆さんだけでなく、私たち教職員も、「文武自考」してもらいたいと思います。文武、つまり学習と部活動など全ての教育活動において、自考、つまり自ら考え、習得した知識をフルに活用して、まず、問題や課題を掘り起こし、それを解決する方法を考え、そして、自分なりの解決策を見出すトレーニングをしましょう。指示を待つのではなく、今まで部活動などで培ってきたセルフコントロールを各自が発揮する時です。
今日の世界情勢や自然環境は予測困難な時代となり、また、21世紀におけるAIなどの科学技術の進展は加速度を増し、様々な課題に立ち向かっています。まさに「正解」のない課題に立ち向かっています。「正解」は一つではないでしょう。今までの勉強の多くは、一つの答えのある問題を解くことでした。これからの勉強は、何が問題か分からない場合もあれば、問題が分かったとしても誰も答えを知らないという状況に遭遇します。21世紀を生き抜く皆さんは、この「解」のない課題に立ち向かう能力を身に付けてもらいたい。
三つ目は、南高生は仲間である、チームであるということ。
今年度、浦和南高校に在学する3年生から、本日の入学式を経た1年生まで947名は、絆の深いチームの一員、チームメイトです。勉強・学校行事・部活動は、どれも団体戦です。南高の学校行事には、体育祭、文化祭、海外研修旅行など、様々な行事があります。クラスの一員として協力し、その時、その時を目一杯楽しめる人になりましょう。達成感や充実感は自分でつかむもので、待っていては誰も与えてはくれません。自分ら体を動かして、楽しさをつかみ取り、前進する力を養ってください。
勉強も、団体戦です。競い合い、教え合い、励まし合い、が必要です。これは、部活も一緒です。切磋琢磨しながら、お互いを励まし、競い、良き仲間でありライバルが伸ばしてくれるのです。
南高生、教職員が一緒になり「チーム南高」でこの1年を乗り越えていきましょう。
南高生の皆さん
将来の夢を持ち続けましょう。
そして夢を語りましょう。夢を実現させる1歩となります。
常に志高く。 以上