ニュースリリース

令和6年度 第2学期始業式校長講話

皆さん、おはようございます。夏休みも終わり、本日より2学期が始まります。

夏休み中に、1学期の勉強を振り返り、2学期に向けての準備。また、自分の希望する進路に向けての準備を行えたでしょうか。本日から気持ちを切り替えて、課題テスト・模試・授業に取り組んでください。

 

先程、報告会がありましたが、10名の生徒がニュージーランド派遣事業に参加しました。また、オーストリア赤十字社主催「INTERNATIONAL STUDY AND FRIENDSHIP CAMP」にウィトン 明愛理キャスリーンアナさんが参加しました。参加した生徒からの報告を受け、南高生皆さんのさらなる活躍に期待しています。

 

夏休み中は、新しいことにチャレンジし良い成果を得られた人もいれば、成果が得られず悩みが増えた人もいるかと思います。一人で解決できなことは、周りの友人や先生に相談してください。何か解決策が見えてくるはずです。

 

 夏休み中に、すべてのHR教室の黒板を、ホワイトボードに張り替えました。プロジェクターからの映像が見やすくなり、ICTを活用した授業がより行いやすくなりました。

南高のHPにいいねボタンを設定しました。南高生や南高の取り組みをお互いで称賛し、是非いいねボタンを押してください。

 

さて、8月にパリオリンピックが開催されました。日本代表選手が各種目で活躍する中、私がすごく印象に残ったのが2つありました。

1つ目は、フェンシング日本代表の活躍です。パリオリンピックにて、フェンシング日本代表は個人・団体合わせて計5個のメダルを獲得しました。日本勢躍進の陰には、外国人コーチの存在がありました。

 

2021年に男子フルーレのコーチに就任し、日本勢の躍進に貢献したエルワン・ルペシューさんは、2021年東京大会にフランス代表として出場し、男子フルーレ団体金メダルに輝いています。

 

エルワン・ルペシューさんは、来日して最初に取り組んだのが、選手に自信をつけさせること。「私が来る前から強かったが、彼らはそれを自覚していなかった。」真っ先に覚えた日本語は「気にしない。」試合ではミスを責めず、前向きな言葉を掛け続けた。完璧主義者で、ネガティブな思考にとらわれることもあった選手は、「トライした中での失点やミスは気にしなくなった。」と自身の変化を自覚しています。

 

失敗したことを悩んだり、悔やんだりしても、結果それ自体は何も変わりません。それは、やらなくてもよいことです。次に備えて改善策を模索すること。いち早く気持ちを切り替えて、前に進むことです。ルペシューさんは、ミスをしても「なぜできなかった。」とは言わない。「練習でやってきたことをやろう。」常に選手にベクトルを向ける言葉をかけたそうです。

 

入学式の式辞にて、「失敗を恐れずに何事にもチャレンジしよう」というのは、よく言われますが、それと同時に、失敗から立ち直る力、回復する力、つまり「レジリエンス」を皆さんには身に付けてほしいと話しました。失敗したことを悩んだり、悔やんだりしても、結果それ自体は何も変わりません。それは、やらなくてもよいことです。限られた時間の中で、やらなければならないことは、次に備えて改善策を模索すること。いち早く気持ちを切り替えて、前に進むことです。

 

2つ目は、テレビの情報番組で、パリオリンピックスケートボート「女子ストリート」で、金メダルを獲得した吉沢 恋選手、銀メダルを獲得した赤間 凜音選手、7位の中山 楓奈選手の3人の間ではやっているという「切り替えピース」が紹介され、SNSで話題になりました。

 

「切り替えピース」は、「きーりーかーえ」のかけ声の後、手を2回たたき、両手でピースサインをするパフォーマンスです。

番組では、「スケボー10代快挙の裏に”切り替えピース”」と銘打ち、競技の合間に3人が集まって「切り替えピース」をする様子が放送されました。その中で、中山選手は「切り替えピースっていうやつが3人の中ではやってて、悪い流れがあったからいったん切り替えようって3人で集まってました」と説明されました。

 

「ピンチをチャンスに変える」と、よく言われます。上手くいかない時や追い込まれた時に、流れを変える、挽回する力を身に付けてください。

 

今年の体育祭では、クラスの団結力がみられました。特に3年生の最後の体育祭に懸ける意気込みを感じました。次は文化祭で、「最強の上級生」を見せてください。南高の行事が盛り上がるかは、上級生に係っているのです。

 

最後に、HR棟1階の廊下に、「勝負の夏はじまる、1日8時間以上勉強する!頑張れ60期生。」と書かれていました。3年生は、自分の第一希望実現のため、最後まで諦めずに勉強に取り組んでください。

 

南高生の皆さん

将来の夢を持ち続けましょう。 

そして夢を語りましょう。夢を実現させる1歩となります。

常に志高く。  以上