
6月22日(日)に大宮公園弓道場で開催された南部地区大会(3年生大会)を区切りとして3年生が引退しました。
浦和南高校弓道部の歴史は、弓道愛好会からスタートしました。昭和60年7月発行の『南高新聞』には、『今年新しくできた弓道愛好会は、同好会を目指し中庭で30人が活動しています。』と書いてあります。その後平成3年7月発行の『南高新聞』では、生徒会予算大綱の記事に『弓道部費88900円前年比8080円増』とありますので、少なくとも平成2年には弓道部に昇格していたことがわかります。
平成16年9月19日に弓道場が開設されました。
『創立50周年記念誌』の弓道部の出来事として、当時顧問であった先生が弓道場落成の様子を書いています。『これまで簀の子を敷いていて雨が降ると使えない状態であった射場の所へ新たに道場が開設された。安土側はそのままの3的。床は檜張り、壁の2面を開けた開放的な道場である。それまでの、雨が降るとぬかるんで使用できないという状態から大きく改善された。完成の際、当時の部活動指導員、弓馬術礼法小笠原流重藤弓格の先生による礼射が始まる。』とあります。当時の部員は常に30人以上。夏合宿は野辺山高原で行っていると書かれてあります。
現在の弓道部部員も、「礼節を以て技を磨く」の額の下、日々練習を続けています。今年度から大学に進学した卒業生が「部活動指導員」として加わっています。弓道場内各所で先輩が後輩を親身に指導する光景は、南高弓道部の良き伝統です。写真は引退を前に1年生から3年生までそろった写真になります。
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