令和7年度 第61回卒業証書授与式 校長式辞
3月14日(土)さいたま市長 清水 勇人 様、さいたま市教育委員会教育長職務代理者 大谷 幸男 様、をはじめ、御来賓の皆様、保護者の皆様方の御臨席を賜り、「第61回卒業証書授与式」を挙行することができました。卒業証書授与式での校長式辞を掲載いたします。
【令和7年度 第61回卒業証書授与式 式辞】
暖かさと寒さが交互に行き会いながら、校内の木々にも春の訪れが感じられてまいりました今日のよき日に、さいたま市長 清水 勇人 様、さいたま市教育委員会教育長職務代理者 大谷 幸男 様、本校PTA会長 伊藤 桂子 様、本校教育後援会振興会会長 山﨑 栄慈 様をはじめ、御来賓の皆様、保護者の皆様方の御臨席を賜り、「第61回卒業証書授与式」を挙行できますことは、卒業生はもとより、私たち教職員にとりましても、この上ない喜びでございます。
ただ今、卒業証書を授与いたしました310名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。卒業生の皆さんは本日、浦和南高等学校からそれぞれの夢と希望を持って、新たな道へ歩み出していきます。本校で過ごした3年間の月日を振り返ってみると、様々なことがありました。
高校1年生の4月、皆さんは本校に夢と希望を持って入学されました。5月には新型コロナウイルス感染症が5類感染症となり、学校生活に制限がなくなり、通常の学校生活が送れるようになりました。
高校2年生の11月、南高最大の行事である、オーストラリアへの海外研修旅行を実施することできました。現地ホストファミリーでのファームステイや、現地校との学校交流など異文化を体験して、英会話の研修をすることができました。
高校3年生、最強の上級生として、体育祭や南高祭で活躍された皆さんの姿や、進路実現に向けて勉強に取り組む姿など、様々な場面で活躍された皆さんの姿が浮かんできます。
これから新しい環境にはばたく卒業生の皆さんに、3つの言葉を送ります。
まず、1つ目は、
「視野を広げ、視点を世界に求める」
「日本のサッカー界に何らかの形で貢献できる人材になる」
この言葉は、昭和38年4月、浦和市立南高等学校創立と同時に赴任され、サッカー部監督を務められました、松本 暁司先生の教えになります。創部4年目、昭和41年に国体で優勝し、日本一になります。創部7年目、昭和44年にはインターハイ・国体・高校選手権大会を制覇して、史上初の3冠という偉業を達成されました。昭和50年・51年には、高校選手権大会2連覇を達成されました。松本 暁司先生の教えを引き継がれ、活躍されている本校卒業生には、現日本サッカー協会名慮会長の田嶋 幸三様、本校サッカー部監督の野崎 正治先生の他、数多くいます。
卒業生の皆さんは、サッカー部ではない卒業生も多数いますので、サッカー界という言葉をはずし、「視野を広げ、視点を世界に求める。」「日本に何らかの形で貢献できる人材になる。」と置き換えれば、卒業生の皆さんへのメッセージになります。
世界に視野を広げ、日本に貢献できる人材になって欲しいと願っています。
2つ目の言葉は、
「And most important, have the courage to follow your heart and intuition.」
「そして、何よりも大切なこと、それは自分の心と直感に従って生きる勇気を持つことです。」
この言葉は、iPhoneなど「アップル社」の創設者としても有名な、スティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学の卒業式スピーチで述べられたものです。ジョブズは、独自の視点で革新的な製品を創出し、世界のテクノロジー業界に大きな影響を与えました。
この言葉には、自分の直感や信念に従うことの重要性を伝えています。新しい挑戦をする際に、周りの声が気になることもあるでしょう。しかし、自分の人生の主人公は自分なのです。決断で迷ったときに、信じる道を進む勇気を持ち続けてください。
3つ目の言葉は、
「明日からは 僕だけの正解をいざ 探しにゆくんだ また逢う日まで」
この言葉は、RADWIMPS、野田 洋次郎さん、作詞・作曲の【正解】のフレーズです。この曲には、「答えはある問い’ばかり’を教わってきたよ」とあります。
今日の世界情勢や自然環境の変化は予測困難な時代となり、また、21世紀におけるAIなどの科学技術の進展は加速度を増し、様々な課題に立ち向かっています。まさに「正解」のない課題です。「正解」は一つではないでしょう。浦和南高校に入学する前の、皆さんの勉強の多くは、一つの答えのある問題を解くことでした。
浦和南高校では、「解のない課題に立ち向かう、21世紀に輝く南十字星として」、これからの勉強は、何が問題か分からない場合もあれば、問題が分かったとしても誰も答えを知らないという状況に遭遇します。21世紀を生き抜く皆さんは、この「解」のない課題に立ち向かう能力を身に付けることが必要と教えてきました。南高での教えが役立つ日が、必ず来るはずです。
明日からは、自分だけの正解を探してください。
ぜひ、これらの言葉を忘れず、着実に歩んでいってください。卒業生の皆さんには、将来、「南十字星」のように光り輝く人材になってほしい、それが全職員の願いです。南高生としてさらなる活躍に期待しています。
卒業生の保護者の皆様、お子様のご卒業、心からお祝い申し上げます。皆様には本校の教育活動に対し、温かい御理解とお力添えをいただきましたことに厚く御礼申し上げます。
卒業生の皆さんの、これからの大きな活躍を心から願い、式辞といたします。
令和8年3月14日 さいたま市立浦和南高等学校長 相坂 賢将

