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【校長ブログ】工夫を重ねた南高祭(2021年09月10日)

 9月10日、第58回南高祭を開催しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年ぶりの開催で、在校生だけの非公開開催です。1学期から開催の是非を含めて生徒、先生方で協議を重ね、新型コロナウイルス対策を徹底することで開催できました。生徒会長さん、文化祭実行祭実行委員長さん始め、生徒の皆さんの知恵と努力に感謝しています。

 今年のテーマは「規矩準縄(きくじゅんじょう)」。今から2300年余前の古代中国の書物『孟子』に出てくることばで、ものごとの規準を表す意味だそうです。この「規準」ということば自体、「規矩準縄」の一部を取り出して作られています。アフターコロナの時代に向けて、南高の新しい規準を切り開らこうという生徒の皆さんの気概を感じます。

 校内の換気対策は万全を期しました。換気扇を常時運転し、装飾を工夫しながら窓の換気幅を確保し、サーキュレーターも常時稼働させました。体育館でも窓を開け、送風機を常時稼働させました。

 飲食は全面禁止でしたが、各クラス装飾に工夫をしています。生徒が密にならないように、時間帯ごとに学年単位で見学エリアを振り分けました。3年生だけが経験者ですが、1、2年生も創意工夫しながら取り組みました。

 文化部もそれぞれ工夫して作品展示をしています。私も陶芸部の作品を購入。写真部の作品も良かったです。地学部では、太陽観測や岩石の展示など工夫しています。茶道部は、映像でのお点前です。書道部と華道部はコラボの展示。生物部はウサギさんも登場です。

 体育館でも密にならないように、座席配置と換気を工夫しています。オープニングの「八王子マック」は盛り上がっていました。吹奏楽部の演奏を見逃したのが残念。

 学校行事は、企画力、段取り力、交渉力、危機管理力など、社会で求められる力を自分たちで工夫しながら取り組める活動です。ウイズコロナの時代、できない理由を探すのではなく、知恵を出し合い、乗り越えていきたいものです。