夏休み前半に仕込みを行ったヤナギマツタケの培養キットですが、心配していた菌糸は少しずつ培地全体へ広がり始めています!
順調に菌糸がまわってきています
上部まで菌糸がまわってきました!ここまでは順調に成長しており、まずは一安心です。
しかし、キノコ栽培はまだまだ…まだまだ気が抜けないのです…!
【現在】上部が白くなってきました!
【2週間前】種菌植えたてのビン
実は、こちらの写真は順調に育っている培養ビンの様子です。
キノコの培養では、すべてのビンが同じように育つとは限らず、残念ながら失敗してしまうこともあります。
……ということで、(ほんの一部ですが)失敗してしまったものがあります!!!!!!
せっかくですので、今回は失敗してしまった例も紹介させてください。
【失敗!】青カビが培養されちゃいました…
ブロー瓶の中にカビの発生が見られる場合は、「コンタミ」が起こっている可能性があります。
コンタミとは、コンタミネーションの略で、本来混入してはならない微生物や異物が混入してしまうことを指します。
カビちゃいました…
何とも言えない臭いです…
こちらの培養ビンは、トリコデルマ属(青カビ類)による汚染が起きている可能性があります。 原因としては、滅菌不足、接種作業時の雑菌混入、培養室内の空気中に存在する胞子の侵入、高温多湿環境による雑菌の増殖などが考えられます。
(((菌糸ではなくて、青カビを培養してしまいました…!)))
コンタミが発生した菌床は回復が難しく、そのままにしておくと周囲の培養ビンにも影響を及ぼしてしまいます。そのため、大変残念ではありますが、コンタミの発生した培養ビンは早い段階で処分することになります。
愛情を込めて培地を詰め、慎重に種菌を植え付けたビンだけに、とても悲しい瞬間ですが、おいしいキノコを育てるためには避けて通れない作業でもあるのです。
無菌状態を保ちながら作業を進めることは、想像以上に神経を使います。温度管理にも細心の注意を払っていますが、近年の気温上昇や高温多湿な環境の影響もあり、思うようにいかないこともあります。
それでも部員たちは、常に丁寧な作業を心掛けながら培養を続け、多くの培養ビンでは菌糸が元気に成長を続けています!
次の工程は「菌掻き」
あと1~2週間で菌糸が培地全体へ広がれば、次の工程「菌掻き(きんかき)」へ進むことができます。
キノコの培養は、本当に気を遣う作業の連続です。
普段スーパーで何気なく手に取っているキノコも、このように多くの手間と管理を経て育てられています。そう考えると、いつもより更においしく、大切に感じられるかもしれませんね。
文化祭まであと1か月。
皆さまのお手元に、いったい何本のヤナギマツタケをお届けできるのか……部員一同、最後まで大切に育てながら頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします!
引き続き、作業の様子なども生物部の活動ページにて紹介してまいりますので、どうぞお楽しみに!