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【校長ブログ】時の移ろいとともにモノも変わります(2021年10月29日)

10月27日の朝日新聞夕刊の“時代の栞”で『試験に出る英単語』が取り上げられていました。私も大学受験時代に愛用していたので、懐かしさがあふれてきました。今でも一番最初の単語がintellectであったのを覚えています。

『試験に出る英単語』は都立日比谷高校の英語教諭であった森一郎先生が執筆され、「でる単」と呼ばれていました。森一郎先生が、手作業で1902(明治35)年以降の旧制・新制大学、旧制高校などの入試問題を約10年にわたって分析してまとめられた本だとは知りませんでした。また、内田 樹神戸女学院大学名誉教授が、都立日比谷高校で森一郎先生の授業を受けられた時のことを述懐されていた内容もおもしろかったです。やはり、高校教育には知的好奇心を喚起する授業が大切だと思います。

現在の浦和南高校生は、「でる単」や「赤尾の豆単」(赤尾好夫著『英語基本単語集』)ではなく、膨大なデータをコンピュータで分析した『英単語ターゲット』や『ユメタン』などを利用しています。時代の移り変わりを感じます。

時の移ろいとともにモノも変わります。現在の浦和南高校学校ホームページは2012(平成24)年度から運用されており、ずいぶんと旧式になってしまいました。11月1日からは新しい学校ホームページに移行します。家の引越しと同じで、ホームページの引越しもこんなに膨大な作業が必要だとは知りませんでした。移行時にご迷惑をおかけするかもしれませんが、ご容赦願います。