ニュースリリース

【校長ブログ】記憶を日常に(2021年11月8日)

11月1日、浦和南高校にモノグサ株式会社CEO(代表取締役最高経営責任者)の竹内孝太朗さんがお越しになりました。竹内CEOは、学習アプリ「Monoxer(モノグサ)」を開発された新進気鋭の経営者です。

近年の教育では「個別最適化学習」がキーワードの一つになっています。これは、文部科学省が、目指すべき次世代の学校・教育現場として掲げた教育のスタイルを指します。一人ひとりの理解状況や能力・適正に合わせた学びを行うことで、発達障害を持つ子どもや日本語指導が必要な子ども、特異な才能を持つ子どもなど多様な子どもたちが誰一人取り残されることがないようにするのが目的です。私はこの実現のためにはICT(情報通信技術)の活用は不可欠だと考えています。

竹内CEOは、「記憶」に着目しておられました。「理解」を手助けするアプリはたくさん出ていますが、理解を手助けするのは人間が優れているが、「定着」はアプリの方が人間より優れているとおっしゃっていました。私も同じ考えだったのでとても共感しました。現在ではネットで検索すれば、調べたい情報は簡単に入手できますが、記憶することもそれに似たような状態にしたいとのことでした。竹内CEOの目標は「記憶を日常に」。学習アプリ「Monoxer(モノグサ)」は、英語学習などに特に効果的だとのことです。目指すのは、英単語を覚えるのも漢字を覚えるのも空気を吸うのと同じぐらい自然な感覚にすることだそうです。竹内CEOの新たな視点に目が離せません。