ニュースリリース

2025年から国立大受験生に教科「情報」追加。国大協理事会が決定

 1月28日、国立大学協会総会で2025年入試以降の国立大入試について、1次試験に当たる大学入学共通テストで課す教科に「情報」を加えることが正式に決まりました。現在の中学3年生が受験する2025年入試で、国立大の一般選抜の受験生に大学入学共通テストで現在の「5教科7科目」から新教科「情報」(科目名は情報Ⅰ)を加えた「6教科8科目」が原則になります。「国立大の教育を受ける上で必要な基礎的能力の一つ」と判断したとのことです。

 令和4年(2022)年4月から実施される新高等学校学習指導要領では、プログラミングやデータ分析を含む「情報Ⅰ」が必修履修科目になります。浦和南高校では1年次に設定し、BYOD(Bring Your Own Device)方式で導入しているタブレットiPadの一層の有効活用が期待できます。また、3年次には大学入学共通テストを意識して、選択科目で教科情報を設置しており、大学入学共通テスト対応は万全です。

 全国的に教科情報の教員免許を取得している教員が少ないことが課題となっており、免許を持たない教員が授業をしているケースも少なくないことが指摘されています。浦和南高校では教科情報の教員免許取得者が情報の授業を担当しています。私は、専門高校での勤務経験を踏まえ、これからの時代において情報教育の重要性を考慮すると、1年次での導入が必要だと考えています。変化の激しい時代ですが、浦和南高校の生徒・保護者の皆さん、浦和南高校における情報教育については、ご安心ください。