ニュースリリース

台風14号通過

九州地方に被害をもたらした台風14号ですが、進路を日本海にうつし、東北地方を横断して、海に抜けていくようです。関東地方には大きな影響がなかったので、安心しました。

台風が過ぎた後、天気が回復することを「台風一過」といいます。イメージとしては、台風が過ぎ去った後の晴天なのですが、本日はまだまだ風が強く、今後も雨がふる予想なので、十分気をつけていきましょう。

「台風」(元は「颱風」)は、中央気象台長だった岡田武松博士が、1910年(明示43年)ごろに出版した「近世気象学」の中で初めて用いた言葉だそうです。岡田博士は英語の「typhoon」を音訳して命名しました。

英語の「typhoon」は、中国語広東方言の「tai fung(大風)」の音訳だという一節もあり、いずれも音が似ているのは面白いですね。

台風通過後に晴天になりやすい理由は、台風が高気圧を引き寄せ、空気中の水蒸気を取り込むためと言われています。

台風は巨大な低気圧です。低気圧は上昇気流が発生していて、その周りでは、逆に下降気流が発生しています。下降気流は雲が発生しにくく、台風通過後は高気圧になりやすいそうです。

しかし、秋雨前線などの影響で、晴天にならず、天気が崩れがちになることもあります。今回の台風も、そうだったのかもしれません。

始業式でもお話ししましたが、日本は地震や台風など、自然災害が多い国です。日頃から家庭内で、災害時にはどのようにするのか、話をしておくとよいですね。