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勇気をもってチャレンジを

興味深い記事を読みました。「夢の『次世代型』太陽電池の実力 日本発の新技術に期待!」という記事です。

雨の日も発電できる「ペロブスカイト太陽電池」について。薄くて軽いため様々な場所に設置することが可能な太陽電池で、世界中の企業が実用化に向けた開発にしのぎを削っているそうです。

今から17年前、桐蔭横浜大学の宮坂特認教授に、大学院生が突然「ペロブスカイトによる太陽電池をやってみたい」と言ったことから研究が始まったそうです。その時の心境を、宮坂さんはこのように語っています。

「私は基本的には学生がやりたいと言ったことは『まずは試してみるべき』という考えでしたので、軽い気持ちで『じゃあ、やってみたら』と言いました。しばらく実験をした後、『光を当ててみたら微弱な電流が生じた』という報告を受けたのです」

「ペロブスカイトは化学と物理という異分野が交わっているテーマです。私たちは化学が専門ですが、物理にも手を出す。不得意でも試してみるというチャレンジ精神が非常に大切だと。難しいとは思っていましたが、誰もやっていなかったことだからこそ、チャレンジしがいがあると思ってやりました。やってみてよかったですね」

この「ペロブスカイト」については、個人個人で深めていただきたいと思いますが、一人の大学院生のアイデアと、それを尊重する宮坂さんのチャレンジ精神が素晴らしいと感じました。いつか、地球のエネルギー問題を救う日が来るかもしれません。日本生まれの画期的な新技術の今後に期待が高まります。

本校の教育活動でも、生徒のチャレンジを、教職員は積極的に応援していきたいと考えています。生徒の皆さん、ぜひ色々な事に、勇気をもってチャレンジしてみましょう。